妊娠初期に発生する症状とは?簡単にわかるチェックリストと気をつけるべきことについて
妊娠したかもしれないと感じると「どうしよう…」という気持ちになってしまうものです。本当に妊娠しているのか、していないのか、判断したいと考える方は少なくないでしょう。そういった時に妊娠初期のサインがわかれば少し安心できるかもしれません。本記事では、妊娠初期に現れる特徴や、症状を確認した時に心がける注意点を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- 妊娠初期に現れる11の特徴や症状
- 妊娠初期症状を確認した時に心がけることや注意点
- まとめ
妊娠初期に現れる11の特徴や症状
まずは、妊娠初期に現れる11の症状について見ていきましょう。
1.血が出る
1〜2日続く「着床出血」がある場合は妊娠している可能性が高いです。これは、受精卵が子宮内膜にくっつく際に傷ついて起こる症状で、つまり着床が起こっているということになります。
ピンク、茶、鮮血色など人によって色味が異なり、どのくらいの量が出るのかも定まっていない出血ですが、生理予定日に少しいつもと違う出血を確認した場合には、着床出血の可能性があります。
2.胸が張る・痛む
ホルモンが増えると胸が張ったり、痛みを感じたりします。これは乳頭や乳管が発達することによって発生する症状となっています。
生理に同じ症状を感じる方も多いので、一概には言えませんが、生理後何日も症状が続くなら妊娠している可能性があります。
3.お腹が張る・痛む
妊娠の際は、お腹が引っ張られるような痛みやいつもと違うお腹のハリを感じる場合があります。これはhCGホルモンの作用やホルモンバランスが乱れることによるものです。
一般的には腸の働きが弱くなり、少しむずむずする違和感を覚えることや、じんとくる腹痛のような症状が発生するケースもあります。
生理前の腹痛と似ていますが、妊娠している可能性もありますので、安易に薬を飲むのは止めましょう。
4.胃がむかつく・げっぷが増える
妊娠していると、胃もたれ・吐き気・げっぷが増えるなどの症状が現れることもあります。これは、子宮収縮を抑える作用のあるプロゲステロンによって、子宮付近の消化器官の収縮を行ってしまうことによるものです。
体の調子が悪くて胃もたれや胃痛が起こっているケースもありますが、妊娠による症状のこともあるため、安易な薬の服用は避けるべきです。
5.微熱が続く
37度近い微熱が発生するケースがあります。数日経って熱が下がる場合には一般的な風邪症状の可能性が大きいですが、生理予定日になっても高温期が続き、体温が下がらない場合は妊娠の可能性があります。
風邪と同様の咳、くしゃみ、気だるさなどの症状を感じないのであれば、妊娠の可能性もあることを把握しておきましょう。
6.眠気が続く
妊娠している場合、プロゲステロンによって強い眠気を感じることがあります。ずっと症状が続くのであれば、妊娠を疑った方が良いかもしれません。
妊娠であれば、カフェインを摂取することは胎児に悪い影響を与えるので、コーヒーや紅茶などの飲み物は控えましょう。
7.体がだるい
妊娠の場合、プロゲステロンによってやる気が起きにくくなっています。朝がだるい、ちゃんと寝ているのに眠いなどの症状が感じられる場合には、妊娠している可能性が高いです。
しかし、妊娠していなくても日々のストレスによってホルモンが発生し、上記のような症状が起こるケースもあります。妊娠していなくて、ストレスでホルモンバランスが崩れている場合には「妊娠している」と割り切って考え、ゆったりと休み、体をリラックスさせてあげるのも1つの方法です。
8.イライラする
ホルモンバランスの乱れによって気持ちが不安定になり、コントロールが効かなくなるケースも妊娠している時には見られます。イライラしてしまうこともあるでしょう。
そう言った場合には、精神面に大きな影響を受けてしまうケースもあります。映画を見る、とにかく寝るなど、自分なりにリラックスできる方法を見つけ、気分転換することもおすすめです。
9.トイレの回数が増える
妊娠している場合、プロゲステロンによって膀胱周りの筋肉が緩んでしまい、頻尿になるケースがあります。もちろん、妊娠していなくてもこのような症状が発生するケースもあります。いずれにせよできる限り体を冷やさないようにして安静にするのが良い対処法です。
10.食欲が減る、増える
妊娠している場合、胃腸の動きが抑制され、消化不良によって食欲不振に陥ることがあります。一方で食欲が旺盛になるケースも見られています。
これは消化不良によってうまく胃腸の働きが行われていないことによるものです。本当はお腹いっぱいなのにたくさん食べてしまっている可能性もあるのです。
こう言った症状がある場合、気分転換できる方法を模索し、食事を忘れることが大切です。
11.生理予定日から1週間過ぎても生理がこない
規則的に生理がきている人が急に予定日から遅れてしまっているなら、妊娠している可能性があります。また、基礎体温をつけている人の場合、高温期が16日以上続く場合には妊娠している可能性が高いです。
ただし、生活習慣の乱れやダイエットによって生理が遅れることもあります。上記の症状が起こっただけで妊娠と決めつけることはよくありませんが、まずは医師の診断を受けに行くことが大切です。
妊娠初期症状を確認した時に心がけることや注意点
上記で紹介した妊娠初期症状を確認した場合、何か心がけることはあるのでしょうか。ここでは6つの心がけることや注意点を紹介します。
基礎体温を記録する
基礎体温を記録することで、自分が妊娠しているか否かを確認できます。そのため、定期的にセックスをしているのなら基礎体温を記録し、高温期・低温期の状態を確認する習慣づけをしておくことが大切です。
また、基礎体温をつけていて3週間以上高温期が続くのであれば、妊娠している可能性があるため、初期症状がなくてもクリニックへ通院する必要があるでしょう。
葉酸を摂取する
妊娠がわかったら、ビタミンB1群の1つである葉酸を接種するのは効果的です。葉酸は赤ちゃんの発育をサポートし、胎児神経管閉鎖障害を防ぐ効果があるためです。
葉酸は緑黄色野菜、果物などから摂取ができます。とはいえ、摂取できる量は限られているため、サプリメントなどを使用するのが良いでしょう。
体に負担がかかる運動は避ける
激しい運動をすると体に負担がかかってしまうため、避けるべきです。もし、軽い運動がしたいと感じるのなら、ウォーキングやストレッチなどを通して気分転換をすることがおすすめです。
薬をすぐに飲まない
妊娠初期に薬を服用すると、胎児に影響を与えてしまいます。そのため、医師の指導なしで市販の薬を服用するのは禁止すべきです。
特に、妊娠を体の不調だと認識し、風邪薬を服用してしまうケースは多いです。服用可能な薬の指導を受ける必要があるため、少しでも不調を感じたら医師へ相談しましょう。
飲酒・喫煙をやめる
アルコール、ニコチン、タールは胎児に悪影響を与えます。また、ADHDやうつ病、学習障害、流産・早産などあらゆる危険性があることも事実として知られています。
妊娠に気づいたら自分がやめることはもちろんですが、パートナーにもやめてもらうことが大切です。
カフェインを摂取しない
カフェインは子どもの発育を妨げるリスクがあると言われており、200~300mgのカフェインをとると自然流産してしまうケースがあるという研究結果も出ています。
コーヒー、チョコ、紅茶などは控え、ノンカフェインのものを選ぶと安心でしょう。
本記事では、妊娠初期に現れる特徴や、症状を確認した時に心がける注意点などを紹介してきました。妊娠と感じたら誰でも不安に感じてしまうものです。赤ちゃんができた場合でも、そうでない場合でも安心できるよう、赤ちゃんに負担のかかることはやめるのが賢明です。また、少しでも症状を確認したら素早く専門医の診断を受けることをおすすめします。
妊娠が確認できた場合、出産に備えて保険に加入することが大切です。その際には母子保険はぐの利用も検討してみてください。当保険は妊婦専用保険で、生まれた赤ちゃんにも保険を適用できます。また、申し込み後1〜3営業日で加入可能であるため、素早く保険に加入したい人にもおすすめです。不安な出産を少しでも安心に繋げるべく、まずはかんたん診断から進んでみてください。