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妊娠初期に車で旅行するときの注意点を徹底解説!リスクについても紹介
2022.12.28お出かけ

妊娠初期に車で旅行するときの注意点を徹底解説!リスクについても紹介

この記事の監修者

「はぐコレ」編集部

妊娠初期の旅行はさまざまなリスクがあり、十分な注意が必要です。車で移動するからと楽観視せず、リスクを理解し、気を付けるべき点について確認しておきましょう。この記事では、妊娠初期に車で旅行する際の注意点を紹介しています。安心安全な旅行のためにも、ぜひ参考にしてください。

もくじ
  • 妊娠初期に車で旅行へ行っても良いの?
  • 妊娠初期に旅行に行く場合は直近で健診を受けて
  • 妊娠初期に車で旅行をするときの注意点6つ
  • 妊娠初期の旅行は体調とよく相談を
  • 妊娠初期の旅行で持って行くべきもの
  • まとめ

妊娠初期に車で旅行へ行っても良いの?

妊娠初期はつわりの症状が出やすい時期です。妊娠初期では、流産の危険も考えられるため、リスクを鑑みて、旅行を見合わせるかどうかの判断が必要になります。例えば、つわりの症状がある場合は乗り物酔いしやすく、長時間の移動がつらく感じるかもしれません。


妊娠初期では身体的なストレスから、下腹部の違和感や腹痛、出血などが起こるケースも考えられます。妊娠初期は赤ちゃんにとって、さまざまな臓器が作られる大切な時期です。赤ちゃんに悪影響を及ぼしかねない感染症にかかる危険は、できるだけ避けなければいけません。そのため、妊娠初期に医師からの指導があった場合は、旅行を中止しましょう。

妊娠初期に旅行に行く場合は直近で健診を受けて

妊娠初期に旅行する場合、出発日前の1週間以内の健診をおすすめします。通常、妊娠初期の健診は4週間に1回のペースが一般的です。もし、タイミングがあわない場合は、事前に医師へ相談しましょう。特に妊娠初期で長距離を移動する場合は、必ず受診してください。


流産のリスクがある妊娠初期では、できるだけ体に負担をかけず、安静に過ごすことが望ましいでしょう。体調も安定しないことから、危険な兆候がないかも含めて、医師への確認が大切になります。ただし、健診では「順調」と判断されても、それが流産などリスクについて「絶対大丈夫」という保証にはなりません。最終的には自己判断となるので、旅行に行く際には、家族ともよく話し合うことが良いでしょう。

妊娠初期に車で旅行をするときの注意点6つ

車による旅行は長時間の移動が想定されます。妊娠初期に車で旅行するときの注意点を、確認しておきましょう。

【車での注意点1】妊婦が運転する場合は頻繁に休憩を取る

妊娠初期に、自分で車の運転をするときは無理をせず、こまめに休憩を取ることが大切です。妊娠初期は体調の変化を感じやすく、急激な眠気に襲われたり、疲労を感じたりしやすくなることがあります。


体調の変化が原因で注意力が散漫になり、思わぬ事故につながりかねません。「スピードを落とす」「車間距離を空ける」といった余裕のある運転を心がけ、可能であれば家族など車を運転できる方に運転をお願いできると良いでしょう。


また、妊娠中はエコノミークラス症候群になるリスクが高いといわれているため、長時間同じ姿勢でいることも禁物です。1~2時間おきに休憩を取り、足を動かす、水分をこまめに取る、といったことも意識してください。エコノミークラス症候群については別項で詳しく解説します。

【車での注意点2】シートベルトを着用する

妊娠中もシートベルトの着用は義務付けられており、違反した場合は違反点数が付されます。「妊娠中はシートベルトをしなくて良い」というような、間違った認識をされている方も多いようですが、これは誤りです。

むしろ母子ともに守られる、正しいシートベルト着用が推奨されています。妊婦がシートベルトをするときは、お腹を圧迫しないように腰骨あたりのできるだけ低い位置に、ベルトを通しましょう。圧迫感がある場合は、シートベルトにつないで装着できる、マタニティシートベルトも販売されています。頻繁に車を運転する方や、長距離を移動する予定なら購入を検討してみることも良いでしょう。

警察庁のホームページにも妊娠中のシートベルト着用法が紹介されていますので、詳しく知りたい方はあわせてチェックしてみてください。

※参考:全ての座席でシートベルトを着用しましょう|警察庁

【車での注意点3】旅行先で受診可能なクリニックをリサーチしておく

万が一の場合に備え、旅行先で受診できるクリニックを探しておくことも重要です。診察時間・休診日もあわせてチェックしましょう。夜間や休日でも診察可能なクリニックを調べておくと安心です。診察の際、医師の判断や処置がしやすくなるように、母子手帳や保険証は忘れずに携帯しましょう。検査結果のコピーもあればなお良いでしょう。

【車での注意点4】ゆったり過ごせる服装を選ぶ

妊娠初期の旅行では、ゆったりとした過ごしやすい服装を選びましょう。ワンピースやロングスカートがおすすめです。妊娠初期はあまりお腹が目立たないため、おしゃれをして旅行したいと思う方もいるかもしれません。


しかし、妊娠初期に体を締め付けるような服装は、乗り物酔いもしやすくなることがあります。なるべく体に負担がかからない服装を意識してください。また、夏場でも上着やストール、ブランケットを持って行くようにして、冷房で体が冷えないように注意しましょう。

【車での注意点5】高速道路を避ける

妊娠初期の車による旅行では、高速道路の利用をできるだけ避けたほうが望ましいといえます。普段から高速道路の運転に慣れていないと、人によっては緊張することもあるかもしれません。その場合は、プレッシャーでお腹が張るなど、体調に影響を及ぼす可能性を否定できません。妊娠初期の旅行では、できるだけリラックスした状態で移動することが大切です。


また、高速道路は緊急時でもすぐに停車することが難しく、旅行シーズンの混雑や事故により渋滞に巻き込まれる恐れもあります。さらに、医療機関を受診しなければならない状況になった際に、素早い対応を取れないケースも想定されます。さまざまなリスクを考えると、高速道路の利用は慎重に検討した方が望ましいでしょう。

【車での注意点6】長距離移動になるときはエコノミークラス症候群対策をする

エコノミークラス症候群とは旅行者血栓症ともいわれ、食事や水分を十分に取らない状態で長時間、同じ姿勢でいることによって起こる症状です。血流が悪くなることで血栓ができ、肺の血管を塞いでしまう危険があります。

名前が「エコノミークラス」とされていることから、飛行機によるフライトで起こるものと思われがちですが、車でも長時間同じ体勢でいると発症するリスクがあります。

特に、妊娠時は血液量が増えることで血液が固まりやすく、エコノミークラス症候群のリスクが高まるといわれています。予防のためには、しっかりとこまめに水分を取り、足のマッサージやストレッチをすることが血流改善に効果的です。「足の指をグーパーする」「手でふくらはぎを揉む」などの対策も行いましょう。また、弾性ストッキングの着用もひとつの方法です。

※参考:エコノミークラス症候群の予防のために|厚生労働省

妊娠初期の旅行は体調とよく相談を

妊婦にとって妊娠初期は体調の変化を感じやすいうえに、つわりも重なり大変な時期といえます。また、赤ちゃんを育てるための環境づくりが始まるため、ホルモンバランスが崩れやすくなります。そのため、妊娠初期では眠気やだるさ、疲れやすさといった、さまざまな症状が現れる方も多いかもしれません。


また、妊娠初期は胎児にとって重要な器官を作る、大事な時期でもあります。やむを得ない事情があったとしても、体調が優れないときには旅行を中止し、無理をしないことが大切です。

妊娠初期の旅行で持って行くべきもの

妊娠初期の旅行では最低限、次のものを準備しておきましょう。


・母子健康手帳

・保険証

・検査結果のコピー

・処方箋

・支払い用の現金


妊娠初期では、母子健康手帳と保険証は必須です。これらがあることで、旅行先で診察が必要になったときに、医師の判断や処置がしやすくなります。さらに、これまで行った検査結果のコピーも持参すると、妊娠の経過がわかるため安心です。健診時に医師から指示があった場合は、処方箋も忘れてはいけません。


その他、診察を受けたときの支払い用に現金も必要です。クリニックによっては、カードが使用できないケースも考えられるため、別途用意しておくと良いでしょう。妊娠初期では、冷え対策に必要なパジャマや上着、ストールなどの衣類もできるだけ持参することをおすすめします。

まとめ

妊娠初期の車による旅行は、さまざまなリスクがあることを理解し、医師への相談と余裕のあるスケジュールが必要だといえます。普段とは異なる環境のうえ、体調も変化しやすいため、無理だけはしないように注意しましょう。


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この記事の監修者

「はぐコレ」編集部

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