妊娠超初期のセックスは危険?妊娠への影響や体験談・妊娠中のセックスの注意点も解説
妊娠超初期は検査薬が反応しないうえに、自覚症状もほとんどありません。妊娠超初期にセックスし、胎児への影響について不安を感じている女性もいるでしょう。この記事では、そのような女性へ向けて、妊娠超初期にセックスをしても大丈夫なのか解説します。また、今後の妊娠生活におけるセックスの注意点も解説します。セックスに関する不安を解消し、安心してマタニティライフを送りましょう。
- 妊娠超初期はどのような時期?
- 妊娠超初期にセックスをしていても大丈夫?
- 妊娠超初期以降のセックスは感染症に注意
- 妊娠超初期の出血はセックスと関係がある?
- 妊娠超初期にセックスをしていた人の割合
- 妊娠超初期にセックスをしていた人の体験談
- 妊娠超初期にセックスを断りたいときの方法
- 妊娠超初期にセックス以外で愛情を伝えるポイント
- 妊娠超初期以降にセックスをしてはいけない状態
- 妊娠超初期以降のセックスの注意点
- まとめ
妊娠超初期はどのような時期?
妊娠超初期はどのような時期なのでしょうか。ここでは、妊娠超初期の状態についてくわしく解説します。
妊娠超初期は妊娠0~3週間
妊娠超初期とは妊娠0〜3週間頃です。着床するのは妊娠3週目頃であり、妊娠超初期は妊娠に気がつかない人がほとんどとなっています。
妊娠超初期に妊娠検査薬を使用しても反応が出ないうえにつわりもないため、妊娠しているか確認するのは困難です。ただし、なかには妊娠超初期症状が現れる人もいます。
妊娠超初期の症状
妊娠超初期には、以下の症状が出る場合があります。
・少量の出血(着床出血)
・おりものの増加
・腹部の違和感
・腰痛
・風邪のような症状
・胸の張りや痛み
・頻尿
・便秘・下痢
・情緒不安定
・肌荒れ・口内炎
・むくみ
・食欲減退・食欲増進
・眠気
・体温の上昇
着床出血については後でくわしく解説するため、あわせて参考にしてください。
妊娠超初期にセックスをしていても大丈夫?
妊娠超初期に妊娠に気づかずセックスをしても、基本的には問題ありません。しかし、本当に大丈夫なのか心配だという人もいるでしょう。ここでは、妊娠超初期にセックスをしても問題ない理由を解説します。
妊娠超初期のセックスは流産の直接的な原因にならないため
妊娠超初期にセックスすると、流産につながるのではないかと気にしている人も多いでしょう。しかし、実際には妊娠超初期にセックスしても流産の直接的な原因にはなりません。妊娠初期に発生する流産の原因は、ほとんどが染色体異常や遺伝子異常などです。
子宮内の胎児に男性器が直接接触しないため
妊娠中にセックスしても、男性器が胎児に直接接触することはありません。子宮の入り口は臨月になるまで固く閉ざされているためです。
胎児は子宮内で羊水に取り囲まれており、外部から多少の刺激が加わっても安全な状態になっています。そのため、妊娠中にセックスをしても胎児にはあまり影響しないでしょう。
妊娠超初期以降のセックスは感染症に注意
妊娠中にセックスをしても問題はありませんが、感染症には注意すべきです。ここでは、妊娠中に気をつけたい感染症について解説します。
感染症の種類
妊娠超初期以降に感染症にかかると、子どもの知能や運動能力に影響が出るおそれがあります。
なかには、流産につながるリスクがある感染症もあるため、十分に気をつけましょう。妊娠中に気をつけたい感染症としては、クラミジア、淋病、トリコモナス膣炎などがあげられます。
感染症の予防と受診
感染症を防止するためにはセックスの際に必ず避妊具をつけ、オーラルセックスは避けるべきです。感染症にかかった場合、女性はおりものに異常を感じて気づくケースが多いです。感染症にかかっている可能性を感じたときは、早めに病院を受診しましょう。妊婦は産婦人科、パートナーは泌尿器科を受診してください。
妊娠超初期の出血はセックスと関係がある?
出血は妊娠超初期から初期に起きやすいとされています。セックスが原因となり出血するわけではありませんが、状況によっては病院を受診したほうが良いケースもあります。ここでは、妊娠超初期の出血について解説します。
妊娠超初期の出血は着床出血の可能性あり
妊娠超初期には着床出血が起こる場合があります。妊娠超初期にセックスをした直後に出血したとしても、着床出血であればセックスとは関係ありません。
着床出血とは子宮内膜に受精卵が着床する際に起こる症状です。着床出血は必ず起こるわけではなく、血の色や量も人によって異なります。
妊娠超初期以降の出血の種類
妊娠超初期以降も、着床出血ではない出血が起きる可能性があります。問題ない場合もありますが、危険を知らせるサインである可能性もあります。出血が安全かどうかについて自己判断するのは危険です。出血したときは血の色、量、においなどを確認したうえで、病院に相談しましょう。
妊娠超初期にセックスをしていた人の割合
妊娠に気づかずに妊娠超初期にセックスをしてしまった人は、どの程度いるのでしょうか。200人を対象にした調査によれば、妊娠初期にセックスした人は全体の約半数にのぼります。それでも大半の人は問題なく妊娠を継続しています。
妊娠超初期にセックスをしても胎児への影響はほとんどないため、あまり心配する必要はありません。
※参考:妊娠初期にセックスしても大丈夫?胎児への影響は?|ままのて
妊娠超初期にセックスをしていた人の体験談
妊娠超初期にセックスをした人のなかには、特に何も気にしなかったという人もいます。ただし、体調が悪くて気持ち悪かったという人もいるようです。また、なかには妊娠超初期に性欲が増した人もいます。妊娠超初期のセックスに対する考え方や感じ方には、個人差があります。自分自身やパートナーとも相談することが大切です。
妊娠超初期にセックスを断りたいときの方法
妊娠超初期は不安定な時期であり、無理にセックスをしてもパートナーとの関係が悪くなるおそれがあります。セックスを断りたいときはどのように伝えれば良いのでしょうか。ここでは、妊娠超初期にセックスを断る方法について解説します。
妊娠超初期にセックスを断る方法1.正直に伝える
妊娠超初期にセックスを断る場合、正直に自分の気持ちを伝えるのもひとつの方法です。その際は、なぜセックスを断りたいのか理由をきちんと伝えるようにしましょう。たとえば、セックスにより体調が悪化することや、セックスをしたい気分ではないことなどを伝えてください。相手を嫌いになったわけではないと伝わるように説明する必要があります。
妊娠超初期にセックスを断る方法2.医者の見解を伝える
妊娠超初期の状態によっては、医師から安静にするよう指導される場合もあります。そのような指示を受けている場合は、指示の内容を伝えるとセックスを断りやすくなります。パートナーがなかなか納得しない場合は、医師や看護師から直接説明してもらうと良いでしょう。
妊娠超初期にセックス以外で愛情を伝えるポイント
妊娠超初期にセックスを控えても、ほかの方法でパートナーへ愛情を伝えることは可能です。セックス以外の方法でスキンシップをとれば、良好な関係を維持できるでしょう。たとえば、セックスをせず一緒に寝たり2人で入浴したりするだけでもスキンシップが可能です。2人で一緒に買い物に出かけるなど、日常的な触れ合いも大切にしてください。
妊娠超初期以降にセックスをしてはいけない状態
妊娠超初期を過ぎた後も、状況によってはセックスを控えるべきケースもあります。セックスをしてはいけない状態を具体的にあげると、以下のとおりです。
・不正出血がある
・かかりつけの医師から安静にするよう指示されている
・体調がよくない
妊娠後は体調も不安定になりやすいため、無理にセックスしないようにしてください。
妊娠超初期以降のセックスの注意点
妊娠超初期以降にセックスする場合は、気をつけたいこともあります。具体的な注意点を解説します。
妊娠超初期以降のセックスの注意点1.避妊具をつける
妊娠超初期以降にセックスするなら、必ず避妊具をつけましょう。避妊具は感染症への感染を防ぐ効果ももっているからです。また、精液には子宮を収縮させるプロスタグランジンという物質が含まれているため、妊娠中は女性の性器に直接精液がつかないようにする必要があります。避妊具には避妊以外にも感染症予防などの役割があるため、必ず使用してください。
妊娠超初期以降のセックスの注意点2.深く挿入しすぎない
妊娠中のセックスにおいては、男性器を深く挿入しすぎないことも大切です。深く挿入すると母体に負担がかかります。また、妊娠中は挿入による痛みを感じやすいため、注意が必要です。場合によってはお腹の張りや出血につながる可能性もあります。
妊娠超初期以降のセックスの注意点3.長時間のセックスは避ける
妊娠中はセックスに時間をかけすぎないようにしましょう。長時間のセックスは母体を冷やす原因になります。全身が冷えるとお腹も張りやすくなり、リスクが高まります。
妊娠超初期以降のセックスの注意点4.お腹を圧迫しない
妊娠している間はお腹に負担をかけないようにする必要があります。セックスの際にお腹を圧迫しないよう、体位を工夫しましょう。たとえば、横向きで挿入するとお腹に負担がかかりにくくなります。
妊娠超初期以降のセックスの注意点5.乳首はあまり触らない
妊娠中は乳首が敏感になっていて痛みを感じやすいため、あまり触らないようにしてください。また、乳首に刺激を与えると子宮の収縮を促す可能性もあります。
妊娠超初期以降のセックスの注意点6.出血したら病院で診察を受ける
妊娠後にセックスをして出血したときは、必ず病院で診察を受けましょう。摩擦による出血の場合もありますが、不正出血と区別するのは難しいからです。また、セックス後に腹痛がある場合も病院に行って検査を受けたほうが安心です。
妊娠超初期と呼ばれる時期にセックスをしていたとしても、基本的に心配する必要はありません。ただし、妊娠初期に限らず妊娠中のセックス後に気になる症状があるときは、早めに産婦人科を受診することが大切です。妊娠中は決して無理をしないようにしましょう。
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