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妊娠初期にしてはいけない5つのこと!|注意することやしておくとよいことも紹介
2022.12.28暮らし

妊娠初期にしてはいけない5つのこと!|注意することやしておくとよいことも紹介

この記事の監修者

「はぐコレ」編集部

妊娠中は、気をつけなければいけないことも多々あります。特に妊娠初期はしてはいけないこともあるため、赤ちゃんを迎える家庭は心配も尽きないでしょう。この記事では、妊娠初期にしてはいけないことや気をつけるべきことを紹介しています。何をしてはいけないのか、それはなぜかをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

もくじ
  • 妊娠初期に起こる体の変化
  • 妊娠初期にしてはいけない5つのこと
  • 妊娠初期に気をつけること
  • 妊娠初期にしておくとよいこと
  • 妊娠初期はこのような症状があれば病院へ
  • まとめ

妊娠初期に起こる体の変化

妊娠初期はホルモンバランスが大きく変わってしまいます。ホルモンバランスの変化によってつわりが起こる人も多いのです。

つわりの症状は人それぞれですが、吐き気をもよおしたりする人もいれば、風邪の初期症状のような状態が長く続く人もいるので、妊娠初期はどんな形でも体調に気をつけなればいけません。

さらにホルモンバランスの変化の影響で精神的に不安定になる人もいるため、夫や家族など周囲の人のサポートが必要になるケースもあります。

妊娠初期にしてはいけない5つのこと

妊娠初期に注意することはさまざまです。今回は妊娠初期にしてはいけないことを5つにわけて紹介します。

【妊娠初期にしてはいけないこと1】独断での薬の服用

薬の中には、妊娠中に服用することで胎児に影響が出るものがあります。したがって妊娠初期は特に、薬を独断で服用しないことが非常に重要です。漢方薬や湿布なども、独断での使用は避けましょう。

また継続的に服用している薬がある場合、妊娠が判明した段階で医師に相談をし、引き続き服用してもよいのかどうか指示を仰ぎましょう。薬の種類によっては妊娠中も飲めるものもあるため、必要に応じて薬の変更などが指示されることもあるでしょう。

【妊娠初期にしてはいけないこと2】負荷のかかる運動

妊娠初期は、激しい運動をしないほうがよいでしょう。負荷のかかる運動をすることで心拍数や血流が大きく変化すると、胎児に負担をかける可能性があります。したがって運動以外にも重いものを持つなど、お腹に負荷のかかる行動も避けましょう。

母体の状態によっては軽い運動でも制限される場合があるため、医師の指示に従ってください。この場合の指示は、家事程度ならしてもよいというものから、ほぼ横になって生活する絶対安静までさまざまです。

【妊娠初期にしてはいけないこと3】喫煙

妊娠が判明したらすぐに禁煙しましょう。たばこに含まれるニコチンは、胎児に届きます。これによって流産や早産を引き起こしたり、胎児の発育を阻害したりするリスクがあるのです。

また妊婦本人が喫煙をしない場合も、受動喫煙に気をつけてください。家族が目の前で喫煙をしたとき、妊婦が煙を吸い込むと喫煙同様のリスクにさらされるので、遠くで吸ってもらう、吸った直後は近づかないなどの配慮が必要になります。外出先で喫煙所に近づかないことも大切です。

【妊娠初期にしてはいけないこと4】飲酒

禁煙と同じく、お酒についても妊娠が判明したらすぐに禁酒してください。お酒に入っているアルコールもやはり胎児に届き、悪影響を与えます。

胎児に届くアルコール濃度は、母体の血液中のアルコール濃度とほぼ変わりません。飲酒を繰り返すことで胎児は胎児性アルコール症候群になるリスクがあります。胎児性アルコール症候群の場合、生まれた後になって低身長、低体重、発達障害、学習障害、うつ病などの疾患に見舞われる可能性があるのです。

【妊娠初期にしてはいけないこと5】不健康なダイエット

妊娠初期は食事を控える、過度な運動をするなどのダイエットは控えましょう。適正体重よりも太ってしまった場合は、マタニティエクササイズやマタニティスイミングなどの適度で負荷の少ない運動で、適正体重に近づけるよう工夫してください。

妊娠中の適切な体重増加量は、妊娠前のBMI値から計算できます。BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」という式で計算できる、ボディマス指数と呼ばれる数値です。妊娠前にBMI18.5~25だった場合、妊娠30週までの適正な体重増加は10~13kgといわれています。

妊娠初期に気をつけること

妊娠初期には、胎児のためにも気をつけなくてはいけないことがあります。妊娠初期に気をつけることについて、5つにわけて紹介します。

風邪や感染症を予防する

妊娠中は免疫力が低下するため、風邪や感染症にかかりやすくなっています。マスクや手洗いで予防し、インフルエンザなどは予防接種をしておきましょう。

風邪の他に妊娠中に気をつけたい病気や症状として、頭痛、肩こり、貧血、子宮筋腫、虫歯・便秘・痔などがあります。もともとの貧血傾向やホルモンの変化、子宮が重くなる物理的な影響、体や環境変化に伴うストレスといったものが原因になることも多いので、不調を感じたらゆっくりと休むことも大切です。

体を気遣って生活する

妊娠初期は何も特別なことをしなくても、変化が大きく疲れを感じる時期です。過労、冷えなどを避け、体に負担のかからない生活をするように心がけましょう。

妊娠初期はお腹がまだ小さいので、つい家事も仕事も今までどおりに過ごしてしまいがちです。日常生活の中でも、重いものを持ったりお腹を圧迫したりすることのないように注意してください。仕事中などでも疲労を感じたら無理せず休憩を取ってください。

カフェインを控える

世界保健機関(WHO)では、妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯までにすべきと提唱しています。カフェインには流産や胎児発育不全のリスクがあるので、妊娠初期には控えなくてはなりません。

普段から飲んでいる飲み物に、カフェインが含まれていないかチェックすることも重要です。カフェインは、コーヒーだけではなく緑茶、紅茶、エナジードリンクなどにも含まれていますので、よく注意しましょう。

セックスは体調に気をつけながら

妊娠中は、体調がよければセックスをしても問題ありません。お腹が張る、もしくは出血があるなど、体に異常や違和感がみられる場合は医師に相談してください。妊娠高血圧症候群や切迫流産の症状がある場合は、セックスは控えましょう。性感染症の治療中の場合は、医師の許可があるまでセックスはできません。

リスクのある食べ物を避ける

妊娠中は抵抗力が弱まっている時期のため、感染症などのリスクがある食べ物を避けることが望ましいでしょう。リスクのある主な食べ物は、以下のとおりです。

・生肉(トキソプラズマなどの寄生虫が潜んでいる)
・加熱殺菌されていないナチュラルチーズ、生卵など(サルモネラ食中毒の危険性がある)
・生肉、生ハム(リステリア食中毒の危険性がある)
・キンメダイ、メカジキ、マグロなど水銀を含む魚介類(胎児の先天性異常のリスク)
・アレルギー物質を多く含むもの(胎児が生まれた後にアレルギー体質になる可能性がある)

妊娠初期にしておくとよいこと

妊娠初期は制限が多いように感じるかもしれませんが、しておくとよいこともあります。妊娠初期にしておくとよいことを紹介します。

葉酸を摂る

葉酸はビタミンB群の一種で、細胞の生成や分裂を助ける役割があります。葉酸を十分摂取すると、胎児神経管閉鎖障害などを予防しやすいと言われており、妊娠期において非常に重要な栄養分なのです。

葉酸は緑黄色野菜などに多く含まれていますが、食事だけで十分な量をとるのが難しいとも言われています。妊娠期は通常よりも多くの葉酸を必要とするため、不足が懸念される場合はサプリメントなどの利用もおすすめです。

早めに虫歯の治療をしておく

妊娠中はホルモンの影響で虫歯になりやすくなります。また、つわりで気持ち悪くなることから、歯磨きがしにくくなることも考えられるため、余計に虫歯になりやすいのです。できるだけ新しい虫歯を作らないよう、歯磨きなどのケアもしっかりと行いましょう。

一方、すでに虫歯がある場合、歯科医に妊娠していることを伝えて早めに治療を済ませておきましょう。妊娠週数が進んだ後や、出産の後になると、自分の歯科治療のために時間を取ることが難しくなることもあります。

妊娠初期はこのような症状があれば病院へ

妊娠初期に下記の症状があった場合は、すぐに医師に相談してください。

・下腹部痛
・長く続くお腹の張り
・38度以上の高熱
・膣からの出血

これらの症状があらわれたときは、胎児に何らかの影響が出ているかもしれません。特に膣からの出血が多いときには、夜間や休日であっても救急ですみやかに受診してください。

妊娠の状態については、何ごとも自分で判断をすることができません。注意すべき症状があらわれた場合は軽く考えずに、医師に相談しましょう。

まとめ

妊娠初期は、生活習慣や過ごし方、嗜好品、食べ物まで、一つひとつ気をつけなければいけないことばかりです。

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この記事の監修者

「はぐコレ」編集部

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