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妊娠中・妊娠初期の過ごし方とは|毎日の注意点をまとめて確認
2022.12.28暮らし

妊娠中・妊娠初期の過ごし方とは|毎日の注意点をまとめて確認

この記事の監修者

「はぐコレ」編集部

妊娠初期は母体や赤ちゃんの状態が安定していないため、過ごし方には注意が必要です。しかし、初めての妊娠でどのような過ごし方をすれば良いかわからない人も多いでしょう。この記事では、妊娠初期の適切な過ごし方を知りたい人に向けて、妊娠初期の状態や具体的な過ごし方のポイントを解説します。赤ちゃんとともに健康な日々を送るために役立ててください。

もくじ
  • 妊娠初期とは
  • 妊娠初期にみられる症状
  • 妊娠初期の過ごし方|気をつけることとは
  • 妊娠初期の過ごし方に関するQ&A
  • まとめ

妊娠初期とは

妊娠初期とは、妊娠4~15週目頃を表しています。見た目では妊娠しているかどうかわからないため、妊娠に気づいていない人も少なくありません。妊娠初期は赤ちゃんと子宮が少しずつ大きくなる時期であり、母体にもさまざまな変化が生じています。そのため、妊娠初期の過ごし方には注意が必要です。


なお、妊娠4週目までは妊娠超初期とよばれています。また、安定期は16~27週目頃です。

妊娠初期にみられる症状

妊娠初期にはプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。その影響により、母体にはさまざまな症状が出ます。心身の両方にさまざまな変化が生じて、不安を感じる人も多いでしょう。


ただし症状の種類や度合いには個人差があるため、実際に妊娠してみないとどのような状況になるかわかりません。


たとえば、つわりは妊娠初期の代表的な症状のひとつです。なかには、乳房の張りや痛みを感じる人もいます。いつもよりイライラしやすくなったり、便秘や腰痛になったりするケースもあります。妊娠初期特有の症状がみられたら、辛いときは無理せず休むことが大切です。

妊娠初期の過ごし方|気をつけることとは

妊娠初期はどのように過ごせば良いのでしょうか。ここでは、妊娠初期に気をつけたい過ごし方について解説します。

飲酒しない

妊娠が発覚した後は、飲酒はしないように徹底しましょう。妊娠中に飲酒すると、胎児に影響が出るリスクがあります。


妊娠中の飲酒による胎児への影響は胎児性アルコール症候群とよばれており、さまざまな症状が出る可能性があります。たとえば、低体重で生まれてきたり、ADHDになったりするリスクがあるため注意が必要です。


胎児性アルコール症候群の治療法は確立されていません。そのため、妊娠中の飲酒を徹底的に避けて予防する必要があります。

たばこは吸わない

妊娠中は喫煙も避けるべきです。たばこには人体に有害な物質が多く含まれています。妊娠している女性がたばこを吸うと、お腹のなかの胎児にも影響する可能性があります。胎児の成長が妨げられ、出生時に低体重になるリスクも否定できません。また、胎盤異常、早期破水、流産などを引き起こす原因にもなるため、注意が必要です。


妊娠に気がついたら禁煙し、たばこの有害な物質を体内に取り込まないようにすることが大切です。

カフェインをとらない

妊娠中はカフェインの摂取もなるべく避けましょう。カフェインをとりすぎると赤ちゃんの発育を妨げたり、自然流産につながったりするリスクがあります。少量であれば妊娠中にカフェインをとっても大きな影響はありませんが、基本的にはできるだけ摂取しないようにすると安心です。


妊娠後は、1日に摂取するカフェインの量が200~300mg程度になるように調整してください。カフェインは紅茶、コーヒー、チョコレートなどに多く含まれています。目安として、コーヒー1杯(150ml)には90mg程度のカフェインが含まれています。チョコレート1枚(50g)に含まれるカフェインの量は、10mg程度です。

自己判断で薬を飲まない

妊娠初期は薬の服用にも注意が必要です。薬の種類によっては、赤ちゃんに影響が出る場合もあります。多くの薬は妊娠中に服用しても問題がないケースが多いですが、自己判断は避けるべきです。薬を服用したい場合は必ず主治医に相談し、安全に服用できるかどうか確認する必要があります。

下腹部の痛み・張りを感じたら休む

妊娠初期は不安定な時期であり、切迫流産になる可能性もあります。下腹部の痛みや張りを感じたら、無理をせず休むことが大切です。症状が出たときはすぐに主治医へ相談し、状態を確認してもらう必要があります。


妊娠初期に安全に過ごすためには、日常生活でなるべく無理をしないことが重要です。長時間立ちっぱなしになる仕事も避け、体に負担がかからないように配慮しましょう。

職場への報告を忘れない

妊娠したら職場にも報告が必要です。妊娠初期はつわりに悩まされる人も多く、仕事に支障が出るケースもあります。そのため、妊娠が判明したらなるべく早く職場に報告しましょう。


妊娠を報告した後は、母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)の活用も可能です。妊婦が休息すべき場合や職場の配慮が必要な場合に活用すると、医師の指導を職場に伝えやすくなります。職場の理解を得るのに役立つため、体調が優れないときは活用しましょう。

適度な運動を行う

妊娠初期は体が不安定な状態ですが、適度な運動は必要です。散歩のように軽い運動を取り入れましょう。体に負担がかかる運動は避け、体調が悪いときも無理に体を動かさないようにすることが大切です。


もちろん、体の状態によっては運動を控えるべき場合もあります。心配なことがあれば主治医に相談し、妊娠中でも安全に取り組める運動をしましょう。

排せつの対策をとる

妊娠するとプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響により、腸の運動が低下しやすくなります。その結果、妊娠中に便秘に悩まされる人も少なくありません。


妊娠中のお通じをよくするためには普段より水分を多めにとったり、トイレに行く時間を決めて習慣を作ったりすることが大切です。食物繊維が豊富な食べ物を積極的に摂取しましょう。


自分で対策しても便秘になってしまった場合は、主治医に相談してください。症状にあわせ、妊婦でも安心して使用できる下剤を処方してもらえます。

食事に気を遣う

妊娠したら食事にも注意する必要があります。バランスの良い食事を心がけ、脂質、塩分、化学調味料などをとりすぎないように気をつけましょう。


妊娠初期のつわりで十分な食事をとるのが難しい時期は、食べやすいものを食べれば問題ありません。たとえば、冷たいものや臭いが少ないものなら、つわりで辛い時期も比較的食べやすいでしょう。つわりが落ち着いてきたら、バランスの良い食事を心がけてください。

口の中を清潔にする

妊娠中は口の中の清潔も意識しましょう。つわりで嘔吐すれば歯に胃酸が触れるため、歯のエナメル層が溶けてしまいます。その結果、虫歯になりやすくなる妊婦が多いです。つわりがひどい場合、歯ブラシや歯磨き粉を使用するだけで吐き気を感じる人もいます。歯磨きの回数が減るとさらに虫歯のリスクが高まるため、注意が必要です。


なお、妊娠すると女性ホルモンの分泌量が増えて唾液が減少するため、さらに虫歯が発生しやすくなります。つわりの症状が出てもできるだけ歯磨きをきちんと行うべきですが、難しい場合は口をゆすぐだけでも虫歯の予防になります。

セックスに気をつける

妊娠しても、出血や腹痛などの症状がなければセックスについて極端な制限をする必要はありません。パートナーと相談したうえでどのようにするか考えましょう。


ただし、お腹を圧迫しない姿勢を意識することが大切です。違和感が生じたときは決して無理をせず、休みましょう。また、性感染症を防ぐために避妊具を必ず使用してください。妊娠中に性感染症にかかると胎児にも影響する恐れがあるため、注意が必要です。

妊娠初期の過ごし方に関するQ&A

妊娠初期の過ごし方については、ほかにもさまざまな不安を抱いている人も多いでしょう。ここでは、妊娠初期の過ごし方に関するQ&Aについて解説します。

仕事はいつまでして良い?

妊娠後も本人が希望すればギリギリまで働けます。産前6週間(多胎妊娠は産前14週間)からは申請により、好きなタイミングで産前休業の取得が可能です。体と相談し、無理のない範囲で働くと良いでしょう。ただし、産後は本人が希望しても8週間経過するまでは働けません。

旅行をしても大丈夫?

妊娠初期は体が不安定な状態であるため、できるだけ遠出は控えたほうが安心です。妊娠後に旅行したい場合は、安定期に入って体調が安定してからにしましょう。

飛行機に搭乗しても良い?

妊娠初期は飛行機への搭乗もなるべく控えるべきです。妊娠中に飛行機に乗る場合は、事前に各航空会社のガイドラインを確認しましょう。ガイドラインはWebサイトなどで確認できます。

まとめ

妊娠初期は体が不安定な状態になっているため、普段の過ごし方にも気をつける必要があります。体を労りながら生活し、少しでも不調を感じたらゆっくり休みましょう。何らかの症状が出たときはすぐに主治医に相談することが大切です。


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「はぐコレ」編集部

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