妊娠初期の頭痛の原因とは?種類ごとの対処法や注意点を解説
妊娠初期に頭痛が起こることがあります。しかし、原因がわからず「なぜ頭痛が起きるのか」と不安を感じる方も少なくないでしょう。また、頭痛と妊娠は関係あるのか、あるのならどう対処すれば良いのかを知りたいと考える方も多いかもしれません。本記事では、妊娠初期の頭痛の原因や種類ごとの対処法を紹介します。妊娠初期の頭痛に悩まされている場合にはぜひ参考にしてください。
- 妊娠初期には頭痛が起きやすい?
- 妊娠初期における頭痛の原因
- 妊娠初期の頭痛の種類
- 妊娠初期の頭痛の対処法
- 妊娠初期は頭痛薬を飲んでも大丈夫?
- まとめ
妊娠初期には頭痛が起きやすい?
ここでは、妊娠初期に頭痛が起きやすい原因について解説します。
頭痛は妊娠初期の代表的な症状のひとつ
頭痛は妊娠初期の代表的な症状のひとつです。黄体ホルモン等の影響で、妊娠中には体の血液量が増加します。その結果、赤血球やヘモグロビンなどの割合が低くなるため、つわりのような頭痛が起こってしまうのです。
また、頭痛や肩こり、動悸、倦怠感や顔色不良、立ちくらみなどが起きることもあります。
妊娠初期における頭痛の原因
妊娠初期に頭痛が起こるのにはどのような原因があるのでしょうか。ここでは、主な原因を8つ紹介します。
妊娠初期における頭痛の原因① 貧血
妊娠中は体の血液量が増加し、赤血球やヘモグロビンなどの割合が低くなります。その結果、頭痛や肩こり、動悸、倦怠感や顔色不良、立ちくらみなどの症状が起きることもあります。
特に、妊娠中は鉄分が不足しがちなので、1日あたり19.5mgの鉄分を取ることがおすすめです。
妊娠初期における頭痛の原因② 脱水症
妊娠初期にはホルモンの影響によって水分不足に陥ることがあります。その影響で頭痛を引き起こすことがあるのです。
また、つわりによって嘔吐を繰り返した場合には体内の水分が物理的に放出されるため、頭痛に発展することもあります。
妊娠初期における頭痛の原因③ ストレス
精神的なストレスによって頭痛が発生することもあります。特に、妊娠中は不安に感じることが多く、ストレスが溜まりやすくなっています。自分がリラックスできる行動を把握し、ストレスを緩和できるように努めましょう。
妊娠初期における頭痛の原因④ 肩こりや目の疲れ
仕事やスマホが原因で、肩こりや目の疲れが蓄積すると頭痛の原因になります。そのため、そもそもスマホやパソコンの使用は可能な限り抑えるべきでしょう。
ただし現実的に不可能な場合もあるでしょう。そのような際は、簡単な運動やストレッチで固まった体をほぐすのがおすすめです。
妊娠初期における頭痛の原因⑤ 風邪
妊娠中は免疫力が落ちるので風邪をひきやすくなっています。その影響で頭痛が発生することもあるため、注意が必要です。
風邪をひかないようにするためには、普段の食生活や生活習慣を改善することが大切です。
妊娠初期における頭痛の原因⑥ 高血圧
妊娠中は「妊娠高血圧症候群」によって高血圧になることもあります。特に元々血圧が高い人は注意が必要です。
高血圧気味の場合には医師の指導のもと、安静に出産まで迎えられるようにしておくことが大切です。
妊娠初期における頭痛の原因⑦ ホルモンバランス
妊娠中はエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が変化します。こういったホルモンバランスの変化によって頭痛が起きることもあります。
ホルモンバランスを整えることは困難ですが、体を温めたり音や光の刺激を緩和したりすることで頭痛が弱まるケースもあります。
妊娠初期における頭痛の原因⑧ 妊娠前から頭痛に悩んでいる
妊娠前から頭痛に悩んでいる場合、妊娠によって頭痛がより悪化してしまうケースもあるため、注意が必要です。
また、これまで薬を服用していた場合には、赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があるため医師に相談することが大切です。
妊娠初期の頭痛の種類
妊娠初期には、主に2種類の頭痛が存在します。
片頭痛
片頭痛は、ホルモンのバランスが変わることによって生じる頭痛です。こちらはつわりの一種で、少しずつ治っていくことが多くなっています。
こめかみあたりが脈打つような刺激を感じることや、頭の片側だけが痛む場合は片頭痛の可能性があります。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、運動不足や眼精疲労などの影響で首や肩に負担がかかることで発生する頭痛です。緊張型頭痛は比較的起こりやすい頭痛で、頭全体が重くなるような感覚に陥ることが特徴となっています。
また、妊娠中期以降の段階で起きやすい傾向にあります。
妊娠初期の頭痛の対処法
妊娠初期の頭痛を緩和するためにはどのように対処すれば良いのでしょうか。ここでは、妊娠初期の頭痛の対処法を5つ紹介します。
妊娠初期の頭痛の対処法① 冷やすor温める
片頭痛が起こる場合には冷やすことが大切です。これは、血管が拡張していることが原因のためです。
一方、緊張性型頭痛の場合は、血流が悪くなっているのが原因のため、温める必要があります。上記で紹介した特徴から自分の症状を把握し、適切な対処法を取ることが大切です。
妊娠初期の頭痛の対処法② ヘッドスパなどで頭のツボを刺激する
頭のツボを刺激して頭痛を抑えるのも1つの方法です。頭を刺激することで緊張を緩和できます。
頭のツボを押すことは自分でもできる施術内容ですが、プロの手であればより効果に期待できるため、ヘッドスパへ通ってみることをおすすめします。
妊娠初期の頭痛の対処法③ アロマの香りでリラックスする
妊娠初期の頭痛にはアロマの香りが効果的です。特に、ラベンダーとローマンカモミールは妊娠中の頭痛に効果があるとされているため、一度試してみるのが良いでしょう。
また、温かいハーブティーはリラックス効果だけでなく、水分が取れて脱水症の予防にもなるためおすすめです。
妊娠初期の頭痛の対処法④ ストレッチで体をほぐす
妊娠初期には黄体ホルモンの影響で血流が悪くなりがちです。そのため、ストレッチなどを行い、血流を良くすることも対処法として有効です。
ただし、動けないほど痛む場合には避け無理にストレッチを行わないようにしましょう。
妊娠初期の頭痛の対処法⑤ あまりにひどい場合は病院へ
激しい頭痛が続く場合には、無理せず病院へ行くことが大切です。上記で紹介したような対処法をとっても悪化してしまうケースがあるためです。
病院では、症状を記録してできるだけ詳しく伝えることで原因が分かりやすくなります。自分の状況をうまく伝えられるように、軽く準備しておきましょう。
妊娠初期は頭痛薬を飲んでも大丈夫?
妊娠初期の頭痛がひどい場合には、頭痛薬を飲んでしまう方もいるでしょう。しかし、赤ちゃんに影響はないのでしょうか。
妊娠前に処方された薬や市販薬は飲まない
基本的には、妊娠前に処方された薬や市販薬は服用しないのが賢明です。なぜなら、薬には赤ちゃんに悪影響を及ぼす成分が含まれていることがあるためです。また、自己判断で飲むことは避けましょう。
病院で相談した上で薬を飲む
基本的に薬を服用しないほうが良いとお伝えしましたが、医師に相談して処方された薬であれば飲んでも問題ありません。
また、妊娠時に処方される薬は効果が弱めなので、痛くなる前に飲むのがコツです。
本記事では、妊娠初期の頭痛の原因や種類ごとの対処法を紹介しました。どうしても頭痛がひどい場合には病院へ行き、診断を受けることをおすすめします。
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