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妊娠初期にうつ伏せで寝ても大丈夫?妊娠中の注意点とは
2022.12.28妊娠・出産

妊娠初期にうつ伏せで寝ても大丈夫?妊娠中の注意点とは

この記事の監修者

「はぐコレ」編集部

妊娠初期には注意点がさまざまあり、気をつけたいことのひとつとして寝姿勢があげられます。寝姿勢について、妊娠初期にうつ伏せで寝ても問題ないか気になっている人も多いでしょう。この記事では、妊娠初期にうつ伏せで寝ても問題ないのか解説します。妊娠初期に寝姿勢以外で注意したいことも解説するため、ぜひ参考にしてください。

もくじ
  • 妊娠初期の母体の状態とは
  • お腹が出ていない妊娠初期はうつ伏せで寝ても大丈夫
  • 妊娠初期、寝るときに注意すべきこととは
  • 寝方以外に妊娠期初期状態で気をつけることとは
  • まとめ

妊娠初期の母体の状態とは

妊娠初期は体の見た目が変化しないため、妊娠しているかどうかわからない場合が多いです。しかし、体内では血しょうの増加や神経過敏など、さまざまな変化が起きています。妊娠初期は不安定な時期でもあるため、なるべく負担をかけないようにする必要があります。


妊娠してからある程度の時間が経てば、つわりによって妊娠に気がつく人も少なくありません。妊娠12〜15週頃になれば、子宮はグレープフルーツ程度の大きさになっています。体の外からでもお腹の膨らみが少しわかるようになり、周囲の人も妊娠に気がつくようになるでしょう。

お腹が出ていない妊娠初期はうつ伏せで寝ても大丈夫

妊娠初期は不安定な状態ですが、妊娠に気づかずにうつ伏せで寝ている人も多いです。妊娠初期はお腹が膨らんでいないため、うつ伏せで寝ても胎児には影響が及びません。そもそも胎児は胎盤や羊水により守られており、お腹に多少圧力がかかっても問題が生じないようになっています。


よって、妊娠初期はうつ伏せで寝ても問題ありません。うつ伏せはもちろん、自分にとって楽な姿勢でしっかり睡眠をとると良いでしょう。

うつ伏せで寝て良いのはいつまで?

妊婦がうつ伏せで寝ても良い期間については、明確な基準が定められていません。ただし、実際には妊娠20週を過ぎるとお腹が本格的に膨らんでくるため、そもそもうつ伏せで寝るのが苦しいと感じるようになるでしょう。あまり意識していなくても、自然に寝姿勢が変化する可能性が高いです。


うつ伏せ以外の寝姿勢が苦手な場合は、寝るときの姿勢をサポートできるグッズを活用しましょう。妊婦用のグッズを選んで活用すれば、お腹が大きくなっても快適に眠りやすくなります。

妊娠初期、寝るときに注意すべきこととは

妊娠初期では寝るときに、いくつか注意するポイントがあります。ここでは、具体的な注意点を解説します。

座ったまま長時間寝るのは避ける

妊娠が発覚したら、座ったまま長時間寝るのは避けましょう。なぜなら座った状態で机に伏せて寝る姿勢は、血流を滞らせるためです。同じ姿勢で長く寝ていると、お腹の胎児にも影響が出るリスクがあります。


妊娠初期は体が不安定な状態にあるため、体調が悪くなる可能性も高いです。体が辛いと感じるときは机に伏せて仮眠をとるのではなく、横になってしっかり休むようにしましょう

体調が悪くなってきたらすぐにうつ伏せをやめる

うつ伏せで寝て体調が悪いと感じたら、ほかの寝姿勢で寝るようにしましょう。ただし、妊婦が仰向けで寝ると、仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)を引き起こす可能性があるため注意が必要です。


仰臥位低血圧症候群は下大静脈が圧迫されて低血圧になる症状であり、主に妊娠中期以降に発症しやすくなります。


妊娠してお腹が大きくなってきたら、シムス位で寝るのがおすすめです。シムス位は体の左側を下にして横向きになり、右足を曲げる寝姿勢です。左半身の手足は少し後ろにします。クッションや布団を抱えるようにすると寝やすくなるでしょう。


シムス位で寝ると血流を改善できるため、妊娠中の体のトラブルも防止できます。

うつ伏せが疲れる場合は「シムス位」がおすすめ

シムス位で寝ると体が楽になるだけでなく、さまざまなメリットを期待できます。寝付きがよくなり、リラックスして睡眠をとれるようになります。その結果、疲労を回復させることが可能です。


また、大きくなったお腹や緩んだ骨盤は筋肉によって支えられています。シムス位で寝ると、骨盤や子宮の周辺についている筋肉の緊張もほぐせます。妊娠中は筋肉で骨盤や子宮を支えるため腰痛になるケースもありますが、シムス位なら腰痛対策も可能です。


シムス位は体を横向きにするため、仰臥位低血圧症候群のリスクもありません。お腹が大きくなってきたらシムス位で寝る習慣をつけ、安全な姿勢でたっぷり睡眠をとれるようにしましょう。

寝方以外に妊娠期初期状態で気をつけることとは

妊娠初期は寝方以外にも気をつけたいことがあります。以下で具体的に解説します。

過度な運動は避ける

妊娠初期は体に負担をかけないように、過度な運動は避ける必要があります。特にそれまで運動の習慣がなかった人は、妊娠初期にいきなり運動を始めるのは避けた方が安心です。体を動かしてリフレッシュしたい場合は、散歩のように軽い運動にとどめましょう。


また、日常生活においても長時間立ちっぱなしにならないようにし、適度に休憩をとることが大切です。無理をせず自分の体を労って過ごしてください。

力がいる家事に注意する

妊娠初期は、力仕事もなるべく避けるべきです。家事に取り組むうえでも、力がいる作業は家族に代わってもらいましょう。そのためには家族に自分の体の状態を理解してもらい、協力を得られるようにする必要があります。


妊娠初期でも日常的な家事であれば問題なくこなせますが、お腹に力が入りやすい動作は控えてください。家事をしている途中で体がしんどいと感じたら、無理せずに休憩をとることが大切です。

食事は無理にとらなくて良い

妊娠するとつわりが起き、思うように食事をとれなくなる場合もあります。つわりのときは、無理に食事をとる必要はありません。無理に食事をとろうとすれば、それがストレスになってさらに体調を悪化させる恐れもあります。


食事をとれない場合は、食べられそうなものを自分のタイミングで少しずつ食べれば大丈夫です。ただし、妊娠したらアルコールの摂取はやめるべきです。カフェインの摂取も最小限にしましょう。

十分に休息をする

妊娠初期は休息もしっかりとるようにしましょう。妊娠するとホルモンのバランスが変化し、眠気を感じやすくなります。夜にたくさん寝ていても、昼間に眠くなる可能性があります。眠気を感じたら無理せず休むことが大切です。


また、ホルモンバランスの変化により、妊娠初期は体調を崩しやすくなっています。体調を悪化させないためにも、十分な休息をとって体をリラックスさせる必要があります。

体を清潔に保つ

妊娠したら体の清潔にも配慮が必要です。妊娠初期はおりものが増えるため、体を洗う際におりものをしっかり流しましょう。


また、つわりになると歯磨きも気持ち悪く感じ、十分なケアができなくなる恐れがあります。さらに、つわりで嘔吐を繰り返せば歯が溶けやすくなります。妊娠中は虫歯になりやすいため、特に注意が必要です。


つわりで歯磨きができなくても、口をゆすぐだけで虫歯を予防する効果を期待できます。

まとめ

妊娠初期はうつ伏せで寝ていても問題はありません。お腹が出てきてうつ伏せで寝るのが辛くなったら、シムス位で寝るのがおすすめです。妊娠初期には寝姿勢以外にもさまざまな注意点があるため、体に負担がかからないよう配慮しながら生活してください。


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この記事の監修者

「はぐコレ」編集部

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