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妊娠超初期でも飛行機に乗って大丈夫?旅行はして良い?いつから乗れるのか知りたい!
2022.12.28お出かけ

妊娠超初期でも飛行機に乗って大丈夫?旅行はして良い?いつから乗れるのか知りたい!

この記事の監修者

「はぐコレ」編集部

妊娠超初期とは、医学用語ではありませんが、妊娠が成立する前後の症状などを伝える際に「妊娠超初期症状」などと使われることがあります。妊娠超初期時に気づかずに、飛行機に乗ったけれど大丈夫か心配な方もいるでしょう。本記事では、妊娠超初期に飛行機に乗って良いのか、乗る際の注意点や持ち物、前もって知っておくと良い情報などをまとめました。ぜひ参考にしてください。

もくじ
  • 妊娠超初期では飛行機に乗って良いの?大丈夫?
  • 妊娠超初期で飛行機に乗る時の制限はある?
  • 妊娠超初期で飛行機に乗る際の注意点
  • 妊娠超初期で、妊娠に気づかずに飛行機に乗ってしまった場合
  • 妊娠超初期で飛行機に乗る前の準備・できること
  • 妊娠超初期で飛行機へ乗る際の持ち物
  • 妊娠中に飛行機に乗る際は航空会社サービスが受けられることも
  • まとめ

妊娠超初期では飛行機に乗って良いの?大丈夫?

基本的に妊娠中に飛行機に乗ってはいけないという法律や決まりはありません。

ただし、妊娠中は胎児を身ごもっているために、十分な注意が必要であり、乗ることによって生じるリスクがあることを覚えておきましょう。


できる限り乗らないに越したことはありませんが、もしも乗る場合には、事前にリスクと対処法を知っておくと安心です。

妊娠超初期で飛行機に乗る時の制限はある?

産まれる予定の28日以内に飛行機に乗る場合には、医師の診断書や同意書の手続きが必要と言われています。国内線の場合、出産予定日の7日以内に飛行機に乗らなければならないのであれば、医師の同伴が必要です。


国際線の場合、出産予定日の14日以内に飛行機に乗るのなら、産科医の同伴が必要です。妊娠中に飛行機に乗らない方が良いと一般的にいわれているのは、特に後期のことを指しています。妊娠超初期は胎盤が未完成な不安定な時期なため、流産を起こしてしまう可能性があるといわれており、飛行機に乗る場合には、特に厳重に注意が必要です。

妊娠超初期で飛行機に乗る際の注意点

妊娠超初期の状態でも、飛行機に乗らなければならないシーンがあるかもしれません。気をつけなければいけないことについて解説をします。

気圧変化と体調チェック

飛行機は離陸や着陸の時などに酸素濃度や気圧が変わります。上空での気圧によって、耳鳴りや頭痛が起きることがあるでしょう。また、妊娠超初期は頭痛を感じやすく、貧血状態にもなりやすいため注意が必要です。

対処法としては、気休めかもしれませんが、ゆったりとした服装を着て締め付けられないようにする、万が一頭痛がひどく吐き気がした場合にすぐにトイレへいけるように通路側へ座る、などがあります。

エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群とは、飛行機に乗り長時間同じ姿勢でいることによって血流が悪くなり、できた血栓が血管につまってしまう病気のことです。妊娠をすると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増えるので、血液が固まりやすくなるといわれています。


エコノミークラス症候群によって、血栓ができて肺に詰まってしまうと、胸の痛みが発生したり、呼吸困難に陥ってしまうこともあります。母体が倒れることは胎児にとっても非常に危険なので、特に妊婦は気をつけなければなりません。

エコノミークラス症候群の対処法

血液に血栓ができてしまう、エコノミークラス症候群の対処法としてよくあげられるのが、水分を摂取することと足を動かすことです。フライトは長時間に渡り座っていて、場所によってはトイレにも行きづらいことから、こまめに水分を取らないようにしているかもしれません。


しかし、水分を摂ることで血栓予防になるため、コーヒーなどの排出する働きがあるものではなく、水やお茶を飲むようにしましょう。また、足を動かしたり、マッサージをすることも対処法です。フライトが安定したら、少し立って足を動かすのも良いでしょう。着圧ソックスなど、圧をかけられるソックスなどもあり、エコノミークラス症候群予防ができます。

つわりの具合

飛行機は窓を開けることができません。そのため、仮に苦手なにおいがあったとしても、換気をすることができません。
特に妊娠中はにおいに敏感なため、密封されている飛行機内のにおいを強く感じるかもしれません。苦手なにおいは吐き気を感じてしまい、つわりの症状が悪化する可能性があります。

脱水症状など

エコノミークラス症候群の予防だけでなく、脱水症状の予防にもなるために、水分摂取には気を使うようにしましょう。トイレに行きたくなるのが心配な場合は通路の近くの席に座り、いつでもいける状態にしておき、こまめに水分を摂るようにしましょう。

ゆとりのある服を選ぶ

フライトはほとんどの場合、同じ姿勢で長時間座っています。身体が疲れないように、ゆとりのある服装で乗ることをおすすめします。また、機内の温度が寒い、暑いと感じることもあるために、体温調整が自らできるカーディガン、羽織ものを持っていくと良いでしょう。

妊娠超初期で、妊娠に気づかずに飛行機に乗ってしまった場合

妊娠超初期は妊娠をしていると気づきにくいこともあり、飛行機に乗って降りた数日後に気づくこともあります。飛行機は地上にいる時よりも、放射線を浴びる量が増えるため、国内線よりも国際線のように長時間乗る方が浴びる量が増えるといわれています。


大人と比べて赤ちゃんは放射線を受けやすいと言われているため、飛行機の放射線が悪影響なのではと心配する方もいるようです。妊娠初期では、被ばく量が50mSv(ミリシーベルト)未満であれば胎児に影響しないとも言われているため、飛行機に乗ることによる影響はないと考えて良いでしょう。どうしても心配な方はかかりつけ医に相談することをおすすめします。

放射線や金属探知機の胎児への影響

金属探知機やボディスキャナーが心配な方もいるようです。現在航空会社で使われている、荷物検査の際の道具にはX線などの放射線は使われていないといわれています。

一般的に言われている放射線の胎児へのリスク
妊娠0~2週 流産
妊娠2~8週 器官形成異常(奇形)
妊娠8~15週 精神発達遅延
※一度に100mSv(ミリシーベルト)を受けた場合


参考資料:環境省 第3章 放射線による健康影響 3.4 胎児への影響

妊娠超初期で飛行機に乗る前の準備・できること

妊娠超初期で飛行機に乗る場合に、前もってできる準備について解説します。

マスクをする

飛行機の中は基本的に乾燥しています。また、においで気分を害することもあるため、マスクを持って行くと良いでしょう。新型コロナの影響もあって、マスクをしない人は珍しいと思いますが、万が一を考えて余分に複数枚持っていくと良いです。

移動しやすい席に座る

つわりの影響があり、急に吐き気がくることも考えられます。トイレが近い席だと好ましいですが、席の予約ができない場合には、せめてトイレに行きやすい通路側を選ぶと良いでしょう。

かかりつけ医師へ相談

妊娠中は妊婦がどれだけ注意を払ったとしても、想定外のことが起きることがあります。万が一のことを考えて、前もってかかりつけ医師へ相談をしておき、経過や体調を伝えておきましょう。また、目的地や途中で降りる場所があれば、病院があるか調べておくと良いです。

妊娠超初期で飛行機へ乗る際の持ち物

妊娠超初期に飛行機へ乗る際の持ち物についてまとめました。

・母子手帳
・保険証
・緊急連絡先
・旅先の病院
・検査結果の写し
・エチケット袋
・着圧ソックス
・羽織もの
・飲み物・おやつ

万が一のことを考えて、母子手帳や保険証は持っておきましょう。妊娠の情報が書かれているために便利です。緊急の連絡先は自身の身に何かがあっても、他人に連絡をしてもらうために必要です。旅行先の病院の情報があると良いでしょう。

検査結果の写しは、旅行先の病院で診察がスムーズになります。そのほか、飛行機内で役に立つものにはエチケット袋、着圧ソックス、羽織もの、飲み物・おやつなどがあります。

妊娠中に飛行機に乗る際は航空会社サービスが受けられることも

妊娠中の場合、飛行機に乗る際に航空会社からサービスが受けられることもあります。必ずではありませんが、気持ちが楽になるフライトにするために、妊娠している証拠を持っておくと良いでしょう。

マタニティーマークのタグがもらえる

全日空や日本航空では、オリジナルのマタニティーマークのタグがもらえます。空港のカウンターで声をかけるともらえるようです。
お腹が目立っていない妊娠超初期でもわかりやすく、他のお客さんや客室乗務員の方にも伝わり、事情を理解してもらいやすくなります。

優先搭乗ができる

妊娠中の場合、空港の受付でも優先カウンターで手続きができる場合があります。優先搭乗ができれば、一般のお客さんと一緒に飛行機内に入る際に、人ごみでぶつかるという心配もないため安心です。

アイテムの貸し出し

航空会社によって、様々なアイテムの貸し出しサービスをしています。
身体を冷やさないためにブランケットや姿勢が楽になるクッション、お腹を圧迫しないように延長ベルトなども貸してくれることがあります。

まとめ

妊娠超初期に飛行機に乗る場合の気になることや注意点、持ち物などについて解説しました。雑誌やインターネットの記事にはフライトをしても大丈夫と書かれていたとしても、安心しづらい方が多いでしょう。前もって飛行機に乗る予定がある場合には、かかりつけ医師に相談をして、問題がないか確認し、心配なことを聞いておくのが安心でしょう。

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この記事の監修者

「はぐコレ」編集部

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