妊娠初期の体温はどう変化する?基礎体温についての基本やチェック方法を紹介
妊娠初期の体温変化や基礎体温の測り方を知りたいと考える方は多いかもしれません。適切に体温の把握ができれば、妊娠初期に余計な心配をせずに済みます。また、精神的にも安定して妊娠初期を送ることができます。本記事では、妊娠初期の体温と基礎体温の情報を紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。
- 妊娠初期の体温はどうなる?
- 妊娠初期に体温が下がることはある?
- 妊娠初期のタイミングや体調変化を知るために重要な基礎体温について
- 基礎体温の変化から分かること
- 基礎体温を参考に妊娠を確かめる方法
- 基礎体温の正しい測り方や注意点
- まとめ
妊娠初期の体温はどうなる?
妊娠初期の体温はどのように変化するのでしょうか。ここでは、妊娠初期の体温の特徴についてみていきます。
妊娠初期は体温が高くなる
妊娠すると、筋肉の強張りを緩めるといった役割のホルモンであるプロゲステロンの分泌量が増えます。その結果、体温が高くなるといったような影響が現れます。
妊娠初期には風邪のような症状を感じることも
妊娠初期で体温が高い人の場合、微熱のような症状を感じることもあります。体温的には通常の熱と同じような症状が現れますが、喉の痛みや鼻水といった風邪の症状がない場合には妊娠の可能性が考えられます。
妊娠初期に体温が下がることはある?
妊娠初期のはずなのに、体温が下がったというケースもよくみられます。そのような症状の場合、本当に妊娠しているのでしょうか。
妊娠初期でも体温が下がるケースはある
妊娠初期は体温が高くなるという話をよく聞くため、急に体温が下がったことを不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、実際のところは妊娠初期でも体温が下がるケースはあります。そのため、特別な心配は必要ありません。
単純に体を冷やしてしまったことが原因となるケースもあります。
妊娠初期に体温が下がったら服装などで上手く調整する
前述の通り、妊娠初期に体温が下がるのは単純に体が冷えているだけという可能性があります。まずは、服装や暖房などで調整することが大切です。
特に、妊娠中は免疫力が低下し風邪をひきやすい状態となっています。風邪をひくと赤ちゃんにも影響を与えてしまうため、注意が必要です。
妊娠初期のタイミングや体調変化を知るために重要な基礎体温について
妊娠初期のタイミングを把握するためには、基礎体温の管理が欠かせません。ここでは、基礎体温について概要や妊娠時の変化について紹介します。
基礎体温とは?
基礎体温とは、起床時の安静な体温のことです。よって、朝起きた時に測った体温が基礎体温となります。測る際は、舌の裏側に毎日同じ時間帯に温度計を当てることでわかります。
通常の場合、女性の基礎体温は、ホルモンの影響により約1ヶ月周期で変化するのが一般的です。
高温期と低温期について
女性の基礎体温には高温期と低温期があります。生理開始から約2週間は低温期で、排卵から次の月経がはじまるまでの約2週間は高温期というのが一般的な周期です。
ただし、生理周期が一定でない人などの場合には、若干の変動が生まれることもあります。
高温期と低温期の温度差は?
高温期と低温期では体温に温度差が生まれます。一般的には0.3〜0.5℃程度の差が生まれることが多く、人によっては高温期に37℃を超えて風邪を疑うこともあるでしょう。
基礎体温の変化から分かること
基礎体温をしっかりとつけていると、変化によって様々なことがわかります。ここでは、基礎体温の変化によってわかる3つのことについて紹介します。
次の生理・排卵日を予測できる
基礎体温の高温期と低温期の周期から生理と排卵日を予測できます。また、毎日基礎体温を記録してグラフ化することで正確に予測できるというメリットもあります。
無料アプリでグラフ化できるものも用意されているため、簡単に基礎体温をつけることが可能です。
ホルモンバランスの乱れを把握できる
ホルモンバランスの乱れによって低温期が続くこともあります。こういった症状を見つけやすいのも基礎体温をつけるメリットです。
低温期は疲れやストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどが原因になりやすいのですが、そういった不調を確認できます。
肌トラブルやメンタル面の変化も基礎体温から分かる
排卵の当日から2〜3日前にかけて、肌トラブルが起きやすくなるという傾向があります。そういった傾向に気づきやすくなることも、基礎体温をつけるメリットと言えるでしょう。
また、月経が近づくと体が火照るなどの症状が起きたり、集中力を欠いたり、眠気や倦怠感が出たりすることもあります。基礎体温を測っていると、健康状況を大まかに把握できるという点も特徴です。
基礎体温を参考に妊娠を確かめる方法
基礎体温を参考にする大きな理由として、妊娠を確かめるというものがあります。それでは、どのように妊娠を確かめることができるのでしょうか。ここでは、その方法を紹介します。
妊娠の可能性が低い基礎体温の動き
妊娠ではないときの基礎体温は、一定のリズムで変化しています。具体的には月経後に低温期が約2週間続き、その後排卵によって高温期が2週間続くといったリズムが一般的です。月経後には低温期へと身体が変化します。
また、グラフにした場合、低温期と高温期の2相に分かれたデータが見られるという特徴があります。
妊娠している可能性が考えられる基礎体温の動き
排卵後の高温期が2週間以上続く場合には、妊娠している可能性があります。妊娠していれば、胎盤が完成する14週目頃まで高温期が続くこととなります。
また、その後月経がこなければ妊娠の可能性が高いでしょう。ただし、病気によって基礎体温が変化しているケースもあります。高温期が続くからといって、妊娠していることが原因とは言い切れないため、まずは病院へ相談することがおすすめです。
妊娠の兆候を感じたら妊娠検査薬を使用する
高温期が2週間以上続き、まだ熱が残っているような場合には、妊娠検査薬を使用することが大切です。妊娠検査薬を使用して妊娠の有無を確認できれば、安心して治療・経過観察ができます。
ただし、2週間より早く行うとフライング検査となり正確な結果が出ないこともあるため、注意が必要です。
基礎体温の正しい測り方や注意点
基礎体温はどのように測れば良いのでしょうか。ここでは、正しい測り方や注意点について見ていきます。
基礎体温計(婦人体温計)を使用する
基礎体温を測る際は、専用の体温計を購入して正確に測ることが大切です。また、測った体温が自動で記録されたり、スマホとデータを連動したりといった便利な機能を持つものが増えているため、そのような体温計を使用することで負担を削減できます。
基礎体温は毎日つけることが望ましいもののため、日々の負担をできる限り軽減することが大切です。
基礎体温の計測は布団で寝たまま行う
基礎体温の計測を行う際は、布団で寝たまま行うようにしましょう。基礎体温は少しの運動で変化してしまうため、正常な値を計測するなら起床後がおすすめです。測る際は、舌裏の温度を約5分測り記録します。
ちなみに、睡眠不足の場合は正確に数値を出せないケースもあるため、注意が必要です。
妊娠を確かめるための基礎体温の計測は継続が重要
基礎体温は、毎日続けることで正確なデータを蓄積できます。1ヶ月単位で大まかな体温変化を理解できるため、毎日欠かさず継続してつけることが大切です。
また、途中で忘れてしまった日があっても、計測を再開させてなるべく多くのデータを集めることがポイントです。
本記事では、妊娠初期の体温と基礎体温の情報について紹介してきました。基礎体温をつけることで自身の健康状態を理解できるとともに、妊娠が発覚しやすくなります。毎日5分の基礎体温をつけるのを煩わしいと感じる方も多いですが、アプリや基礎体温計などを活用して、継続できるような心がけが重要です。
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